今まで、色々風景写真を撮ってきました。
しかし、実際にでかけて撮影に行っても、望んだ条件の景色を見ることができる確率は高くないものです。
そのために、多くのカメラマンは、撮りたい景色を撮るため、何度も同じ撮影地に足を運び、条件がそろうのを待つのです。
また、予想もしていなかった絶景に出会うこともあります。撮りたい景色を期待して撮りに行く際は、ある程度天気予報や気温などの条件を予測して、一番期待できるタイミングで行くことになりますが、そうでないタイミングで出会う光景は、まさに幸運によるものです。
もちろん、こういった条件も、無限の時間と予算があれば乗り越えることが出来ます。しかし、実際には働いている中で、時間的制約もある中で、休日と一番条件のいいタイミングがマッチングする確率は高くはないのです。
今回は、「今思うと運がよかった写真」を紹介してみたいと思います。
1.冬の桧原湖の朝焼けと雪景色
何度も取り上げている写真ですが、大学4年生の12月下旬。雪景色が撮りたいと思い、裏磐梯にある桧原湖に早朝出かけ、撮影した写真です。
湖畔に積もった雪と、朝焼けが綺麗な写真です。
また、日の出後は、霧氷の付着した木々を冬晴れの下撮影したりと、非常に想い出深い撮影でした。
しかし、裏磐梯で晴れている日は少なく、冬の時期にここまで晴れる日は珍しいです。また、1月や2月になり、さらに雪が積もると、桧原湖の水面も凍ってしまいますし、ここの撮影ポイント自体雪に埋もれ、到達することすらできなくなってしまいます。まだそこまで雪の多くない12月というタイミングに、撮影しに行くことが出来たというのは、非常に幸運でした。当時もアルバイトに行ってたわけですし、無限の時間が会ったわけでもないですから。
2.川霧と只見線
まだ只見線がキハ40時代の写真ですが、この日は朝から雨で、天気の悪い日でした。しかし、却ってそれが川霧を産み、只見線らしい幻想的な写真となったのでした。
しかし、こういう、素晴らしい状況に、一番いいカメラ、レンズで撮ることができるのは本当に稀で、社会人となって時間が限られてくると、なおさらです。