子供の頃見た不思議な夢で印象に残っているものがあります。
多分当時は小学6年生くらいだったと思います。その夢では、通っている小学校の中を歩いていると、普段いかないような体育館にある倉庫の中に、腰の高さくらいの引き戸があるのを見つけます。そこは、小学6年生の自分でもかがんで通らなければ行けないような狭い入り口だったのですが、好奇心から、その中に入っていくことにしました。
すると、その先は、変わらず小学校の同じ景色でした。たどり着いたのは体育館。しかし、そこには誰もいない世界が広がっていました。それまでは、小学校の生徒がいて、騒がしい日常だったのに、その扉をくぐった先には自分以外誰もいない世界。ガランとした体育館の無音さが染み渡ります。窓から差す太陽光が眩しく感じたのを覚えています。
その後も、教室や音楽室など、誰もいない世界となった小学校の中を探索し、目を覚ました気がします。正直昔の夢なのでそこまで詳細に覚えているわけではないのですが。
しかし、こういう日常の世界の中に別世界があって、同じ景色なのに誰もいない世界がもしかしたらあるのかもしれないと思うと、ちょっとワクワクしますよね。そこから始まる物語があっても良い気がします。
夢って基本めちゃくちゃな内容が多く、現実味が無いものが殆どで、大して記憶に残っていないものばかりですが、現実味のある内容になった途端に記憶に残るものが多いですよね。(大抵死ぬとか殺されるとかロクでもない夢ばかりですが…。)