多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインをご存知でしょうか。

福島県福島市にある観光道路の通称で、県道70号線として管理されています。

福島市の高湯温泉ゲートから浄土平を通り、土湯温泉ゲートを通り国道115号土湯バイパスへ通るルートとなっています。

 この磐梯吾妻スカイラインの最大の魅力はなんと言っても高湯温泉側の火山地帯らしい荒涼とした景色でしょう。この浄土平一体は現在でも活火山であり、時々火山活動の活発化により通行止めが起こるなど、今なお活動が活発な火山地帯です。硫黄等の有毒ガスにより草木が生えず、火山地帯らしい岩がむき出しとなっている景色は、まるで異世界か別の惑星のよう。

この荒涼とした景色、すごくないですか。火星みたいです。

そして、標高もかなり高いため、福島市街地が一望できるのも、この高湯温泉側です。

ただ、高湯温泉側からのアクセスは結構ハードなルートです。福島市街地から一気に標高1600mまで高度を上げるため、九十九折が連続し、しかもその九十九折の角度もきついため、運転に自信がない人や、都会ばかりの運転でこういう山道の運転に慣れていない人はちょっとドキドキするような道になるかもしれません。

国土地理院から引用。一番標高の高い浄土平付近から高湯温泉(福島市街地)の断面図です。18kmの距離で1600m近くまで高度を上げています。この距離でこれだけ高度を上げようとすると、ヘアピンカーブで無理やり高度を稼ぐ必要があるため、運転はその分難しくなりますw。パワーのない車だとアクセルベタ踏みになるでしょう。

 その分土湯温泉側からのアクセスだと、もともと土湯バイパスで高度を上げてからのアプローチなのでヘアピンカーブの角度は比較的緩めで、なおかつ高湯温泉側は下りなので、きちんとエンジンブレーキで下っていけば比較的安心して運転できるでしょう。

下が1000近いところから1600m超まで高度をあげます。磐梯吾妻スカイラインの最高地点は浄土平を中間とすると土湯温泉側にありますが、それでも福島市街地から一気に高度を上げる高湯温泉からアプローチするよりは遥かに楽でしょう。ただ、景色は普通に木々生い茂る山々の景色で、ちょっと単調な景色なため、磐梯吾妻スカイラインの景色を楽しみにしていると、ちょっと拍子抜けするかもしれません。

 個人的には、磐梯吾妻スカイラインのみならず磐梯吾妻レークラインを通って裏磐梯を周ってほしいところですが、磐梯吾妻スカイラインだけでも運転しがいのある道ですので、あまり無理せずどうぞ。

 ちなみに、中間点の浄土平には吾妻小富士があり、頂上まで登ることができます。火山の噴火口であり、ちょっとした成層火山みたいな形をしていることからこの名前がつけられました。

噴火口を一周できるのですが、足元はこんな具合にガレ場なので結構滑ります。見た目以上にアップダウンがあるので、普通のスニーカーで行くと滑って転倒する恐れもあるでしょうし、意外と距離があるので、無理は禁物です。

でも景色がいいのは間違いないです。

石が積み上げてあったり。賽の河原かよ。

あと、標高の高さもあって星を見るのも適した場所ですので、色々楽しめる場所となっています。

福島は車がないと生活に不便な場所ではありますが、車があると色々たのしい場所でもあります。ぜひ福島へドライブ旅行に行ってみてはいかがでしょうか。