多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

長野県撮影旅行

 長野県に行ってきました。

 ドライブかつ撮影旅行。かなり走りこみました。

 1日目。ビーナスライン霧ヶ峰→立石公園→夜中に高ボッチ高原

 2日目。高ボッチ高原→御射鹿池→ビーナスライン→美ヶ原→立石公園→完

という日程。

 

1日目

 高速と下道を併用して長野へ。途中でビーナスライン入り。まだ緑はなく、冬の山といった景色だが、視界が広く、山を駆け上っていく感覚が楽しい。途中途中で車の写真を撮りつつ霧ヶ峰の道の駅で休憩。ZC33Sのトルクなら山道でも余裕ですね。グイグイ上っていきます。登りは4か5速安定でしょう。下りはエンジンブレーキ次第です。ただ、結構路面が荒れていて、かっ飛ばすのは怖い。ドラレコの衝撃検知センサーが反応しまくりでした。

 ちょっと雲が多く、木々もまだ緑がなく、眺望はイマイチ。まだ標高が低いので、こんなものでしょう。

 ビーナスラインでの目的地とかは特になく、そのまま立石公園へ。立石公園は、諏訪市にある諏訪湖を囲む高台にある公園で、岡谷市諏訪市を一望できる公園です。映画君の名はの舞台として人気になったスポットです。夕焼けを狙っていたのですが、この日は雲が空に広がり断念。天気予報もあてになりません。一応晴れマークだったのですが。こういう時に限って直前に予報変わってるんですよね。そんな後出しじゃんけんみたいなのが許される予報がありかよ。SCWの精度の高さが際立ちました。この精度の雲の予報が無料で一般に公開されているのだから天気予報サイトの存在意義っていったい。いい加減晴れ、雨、曇りといった区分もやめるべきでしょう。晴れといっても、空に占める雲の割合が一定以下なら晴れとなるので、社会通念上どう考えても曇りでしょと感じる天気でも、青空が少し見えていれば晴れになったりするのです。そんながばがばな予報が許されるでしょうか。今や予報技術も進化していますし、いまだに前近代的な区分にとらわれているのはなぜなんでしょうか。

 もう少し標高があったら迫力がありそう。湖手前側が諏訪市、湖の奥側が岡谷市となっています。こういう湖を取り囲む街並みもいいですね。福島にも猪苗代湖があるのですが、そちらはあまり街並みはなく、規模もかなりでかいため、諏訪湖のように湖を一望するとなるとかなり山を登らなければなりません。なかなか面白い景色です。こんな天気なんでちょっと焼けないですね。仕方がない。一応君の名は聖地とのことですが、映画は確か隕石のクレーター湖みたいな感じでしたが、現実世界は諏訪湖と街並みを眺めることのできる場所となっています。ただちょっとまだ冬の景色が残っていますね。寒々しさがあります。

 大学2年生の春休み、青春18きっぷで長野と山梨を旅行したことがありました。ちょうど近々のダイヤ改正で189系の通常運転が終了し、いよいよ引退という時期だったので、189系を撮影しつつ、デビューしたばかりのE353系を撮影するという旅行だったのですが、その際にもこの立石公園に行こうと計画を立てていました。しかし、天気が悪かったのと、麓から歩いていこうとすると上り勾配がかなりきつく、細い階段を登ったりしつつ標高を上げていったのですが、体力が持たず、登り切ることができませんでした。30分ほど上諏訪駅から歩く必要があり、30分も登ってられないです。なので、今回はそのリベンジといいますか、ようやく実現することができました。やはり車で来るべきところですね。
 しかしこんな天気なんで、この日はいったん快活クラブで休憩し、深夜1時ころ高ボッチ高原へと進出しました。高ボッチ高原までの道はとにかく狭く荒れていて、さらに霧まで出ているなど、なかなかスリリングなものとなりました。6km程度の林道でしたが、かなり疲れました。

 高ボッチ高原の休憩スペースに車を止めると、夜空には星が広がっていました。水平線上も暗く、松本方面の町明かりはあるものの、諏訪方面は暗く、天の川も肉眼で確認できるほどでした。

 電波塔と星空が映える。もう少し広角で明るいレンズがあればなァ。35mmF1.4では少し狭い。

しばらく星を撮り、よきころあいで高ボッチ高原の見晴らしの丘へ。しかし雲が厚く、雲海ではあったものの、望んでいた高ボッチ高原の景色はそこにはありませんでした。雲海が厚くて町明かりは一切見えず。だからこそ星はきれいだったのかもしれません。雲海は雲海で面白いですが、雲海一辺倒では景色は面白くないですし、SCWを見ても好転するとは思えなかったのですぐに撤収。

雲が多い空ですが、夜明け前の雰囲気はいい。

見晴らしの丘から。まだ明るい星が見えます。とにかく雲海の量が多い。

雲海の向こうにはアルプスの山々。こういう雰囲気は好きです。

日の出。残念ながら富士山も諏訪湖も夜景も朝焼けも見えませんでした(撮れ高0)。
 あまり撮れ高が期待できなかったため、一旦快活クラブで休憩し、御射鹿池へ。蓼科高原付近にあり、どうってことのない池ですが、リフレクションが人気な場所。しかし、まださすがに時期が早く、木に緑がないためいまいち見栄えがしない。早々に撤収。

まだ緑も少なく、シーズンには早いですが、それっぽく現像してみました。夏とかはもっと深い緑になり、きれいなんでしょうね。風もなく、そこそこリフレクションしてました。
 次はビーナスライン和田峠。ナビの案内では美ヶ原高原を目指していましたが、途中でなぜかビーナスラインを下ろされる。さすがによくわからんバイパスを使うのはもったいないので、和田峠に入り、ビーナスラインへ。峠という文字にひかれてしまった。和田峠はバイパスの旧道なのかな?ちょっと荒れ気味な古い規格の国道という感じの道でしたが、楽しいワインディングでした。

 三峰駐車場で休憩。

三峰駐車場ということだけあり、峰が3つあるのが面白い。長野らしい山の景色でした。

 続いて美ヶ原高原へ。上田市松本市と接する高原で、標高も高い。美しの塔を撮り、レストハウスで十割そば(800円。当時の手持ち全財産)を食べました。ここで今後どうするか悩みました。この日の目標は、夕焼けをとること。立石公園か高ボッチ高原を第一候補にしていましたが、高ボッチは運転がつらいので却下。しかし、美ヶ原から見えるアルプスの稜線の夕焼けも捨てがたいと悩みましたが、ここはずっと行きたかった立石公園へ。

王ヶ頭ホテルも見えます。電波塔が物々しい。立地も相まって、天空の城感があります。

美しの塔。雨よけだとか、周囲に存在を知らせるための鐘だとか。奥にはアルプスの山並。

美ヶ原高原には美術館があります。ちょっと古臭さがあり、地方の博物館とか美術館と言った感じですが、当日は残念ながらCLOSE。まあ一人で行くところでは無さそう。そこの駐車場から見える上田市の雲海。雲海というより、普通に雲より標高が高いのかな。青い空に白い雲が眼下に広がるのがいい。

    

 立石公園には17:30頃到着。いい感じに西日でした。たまたま結婚式の前撮りに来ている一行も撮影していましたが、これが厄介。ちょうどいいアングルはこの一行に占拠され、構図にも映り込む始末。日没後ずーっとこの一行は残っていたため、かなり構図に制限をかけられたうえ、写真にも映り込みました。顔まではわからないし、ずっとそこで撮っているのが悪いので、写りこんだ写真も使わせてもらいます。こういうのはカメラマンの気配り不足。仕事だからと正当化しているのかもしれませんが、風景写真の撮影ポイントは譲り合いが不可欠。仕事でやってるからとこれを無視して、居座り続けるのは迷惑極まりません。そもそも、公園を管理する自治体などから占有使用する許可を受けているわけでもないでしょうから、こういう場所を独り占めしていい根拠は何らありません。ポートレートのカメラマンにはこういう撮影個所の譲り合いという精神はわからないのでしょうか。ちょっとガッカリです。夜景撮ってるのにストロボたいたり、LEDライト使ったり、結構迷惑どころか、写真にも悪影響です。人の幸せに水を差すようで嫌ですが、もう少し気を配ってほしい。

ちょっと思っていた景色と違っていましたが、まあいいでしょう。条件が

悪かった。まあいい景色だったんでヨシ。