多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

カメラを買い替える。ガチで。

 カメラを買い替える。ガチで。

 きっかけは、先週末行ったエアフェスタ浜松。ここにいたるまでに、D810を壊してしまったことに始まる。端的に言うとマウント部分を破損させました。前日の夜、SIGMA 150-600mm Sportsをつけた状態でリュックに入れていたところ、カメラの重みでリュックのジッパーがひとりでに開いていき、これを占めるためにリュックを肩から下ろした際に、カメラがリュックの開口部からこぼれ落ちて花壇にカメラがぶつかってしまう。で、当日朝にカメラを取り出すもAFが駆動しない。おかしいと思い一度レンズを外してカメラに付け直すも、カメラにロックされないというところで、カメラが壊れたことに気づいたのであった。マウントの金属リング部分が歪んで浮き上がっている状態。この浮き上がったマウント部分にレンズ着脱ロックピンが隠れてしまい、レンズがロックされなくなっていたので、これを無理やり解消し、とりあえずAFも駆動したので、エアフェスタ浜松の撮影をこなしました。しかし、D810はニコンの修理はサポート対象外になっており、メーカーによる修理ができなくなり、かつSIGMA 150-600mm Sportsとの組み合わせでのAF性能に不満があり、エアフェスタ浜松でもやはりAFが追いつかず、かつ重量の重さによりカメラを持ち上げるのがきつくなったので、わざわざ修理しなくても流行りのミラーレスに乗り換えようと決めたのでした。

この辺はまだマシだけど…。

ちょっと厳しい。


 とりあえず、D810、SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art、Aimpoint COMP M3を売却し、資金を確保。さらに、SIGMA 150-600mm Sportsのローン残債を前倒しで支払うことで、これも売却できるようにし、資金調達を行っています。

 で、ここからが本題。カメラを何にするか。とりあえず、過去SONY α7Ⅱを使っていた経験や、中古の手頃感からSONYのミラーレスは確定。しかし、結構モデル選択肢が悩む。

 候補はα7Ⅲ、α7R3、α7R4、α9の4つ。α7Ⅲは無難な性能で、2400万画素程度の画素数だが、機能としては十分。売れまくったカメラなので中古も安価だが、やはりここはスタンダード機種なので、α7Rシリーズなどの上位機種に比べると、液晶のドット数が少なかったり、ボディ背面が樹脂パネルだったり、格下感が目立つ。

 α7R3は、4200万画素の高画素機で、画質としては十分だし、D810よりも向上する。しかし、発売はα7Ⅲより古く、AFポイント数が4種の中でもっとも少ない。まあ一眼レフよりは遥かに多いのだが、位相差AFが画面全面をカバーしていないのが残念。しかし、ローパスレスで、液晶も144万ドット、金属ボディと、上位機らしい作りになっているし、中古で17万円程度で購入できるのが強い。画素数は4200万画素と、D810より多く、α7R4よりは扱いやすいデータサイズであり、高画素化の進む現代においては平均的とも言える画素数だが、個人的にはこのくらいの画素数で十分であり、ローパスレスなので解像度も十分だ。ネックなのは、発売年が2017年とやや古く、AFポイントも位相差AFが399点しかなく、他の3機種に比べ最も少ないものとなる。Rシリーズでは、そもまで動体撮影などは想定していないのかもしれないが、しかし私が求めるのは風景も動体も幅広く使えるマルチロールファイターであり、可能な限り幅広い条件に対応したい(だったらα1を買えという話だが、予算がね…。)。

 α7R4は、6100万画素の高画素機だ。ついに6000万画素を超えたことで話題になったカメラだ。筐体の作りはα7R3とそこまで変わらないが、位相差AFのポイント数が増えたので、性能としては正当進化だが、やはり良くも悪くも6100万画素という画素数が気になる。APS-Cクロップでも2600万画素がキープされるのである。α7Ⅲでは2400万画素しかないのに、R4ではクロップしても2600万画素が維持されるのだ。何より、発売年も古くなく、長く使えそうだが、データサイズが膨大であり、モータースポーツや飛行機の撮影なんかしようものならあっというまにHDDやSDカードがいっぱいになってしまう。また、データサイズの大きさゆえ、SDカードへの書き込み速度がボトルネックになっており、UHS-2ではないと連写では書き込みにかなり待たさせることになるだろう。しかし、α7RVは発表された。こちらは、BIONZ XRを搭載しよりレスポンスが向上し、AFにAIが採用されることでさらにAF性能が進化しているなど、順当に進化している。ここから鑑みるに、α7R4は値落ちしていくと考えられるので、そこを狙ってα7R4を買うのも悪くはないのかもしれない。

 α9は動体撮影向けのフラッグシップ(だった)カメラで、電子シャッターによる高速連写と、電子シャッターによるローリング歪みの防止やEVFのブラックアウトの防止など、動体撮影での快適性に特化したモデルである。なんでも、α1とα9にしか採用されていない積層型センサーを採用しているのが強みだそうだ。画素数自体は2400万画素で、Rシリーズには見劣りするものの、動体撮影もそこそこするので、選択肢としては悪くないし、なにより中古で18万円程度で買えてしまうのがいい。ただ、メカシャッターは秒5コマという貧弱仕様だったり、画質自体は平凡なので、優先的な候補にはなりがたい。

 こうした選択肢から考えるに、これがいいというものがないのである。ちなみに、理想はα7Ⅳだが、流石に予算オーバーなので無理。上記4つだと、α7R4がベターに感じる。しかし、データサイズの大きさやブレなどの粗が現れやすくなるという点はネックだ。6100万画素というデータサイズは膨大であり、SUPER GTなど枚数を沢山撮るような状況ではすぐにHDDがいっぱいになってしまうし、それを記録するためのSDカード、特にUHS-2対応のものは高額なため買い揃えるのは大変である。得られる絵は間違いないが、それに必要な周辺環境により金がかかるようになってしまう。

 α7ⅲは性能的には平凡だが、AFポイントではα7シリーズの中では無難に高く、かなり売れまくったカメラであり、データサイズも大きすぎず、扱いやすいカメラであることは間違いないだろう。しかし、今更2400万画素では物足りない気がするし、できればローパスレスだと嬉しい。さらに、液晶も92万ドットしかなく、これはD810の122万ドットよりも少ないものだ(ただし、D810のほうが若干液晶が大きいので、密度的には変わらないのかも?)。さらに、ボディ背面のパネルが樹脂製だったり、上位であるRシリーズに比べると露骨にランクを下げているように感じられるのが残念。無難に良いカメラだけど、尖ったものもなくちょっと面白みにかける印象。

 無難にα7Ⅳが安牌という話もある。3300万画素という非常にちょうどいい画素数、シャッターフィールの気持ちよさ、AFポイントも多く、まさに幅広く使えるカメラと言ってもいいだろう。しかし、発売年が新しいので中古でも29万円程度…。冬のボーナスまで粘って望遠レンズも諦めれば買えなくもない。あるいは、無限にローンを組むか…。しかし、500~600mmクラスの望遠レンズはほしいのと、あまり無茶なローンも組みたくない。

 

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