多趣味人ブログ

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ガス89式ローディングノズル曲がる問題

 つい先日、ガス89式のデビュー戦ということでサバゲーに行ってきた。気温も上がり、快調に動いていたが、3点バーストを使用し何発か撃っていると、給弾不良が多発。弾はあるのに3点バーストの途中でホールドオープンしてしまい、あるいはブローバックはするも弾は出ないという事象が生起してしまった。

 すぐにヒットとなり、シューティングレンジに向かい、試射するも弾はでない、スライドを引いてもボルトが前進しきらない、挙句生ガスを噴射するという状態になってしまった。すぐにフィールドの事務所兼店舗に向かい、分解をさせてもらっていると、スタッフの方から、症状的にローディングノズルが曲がってしまっている可能性が高いということを教えてもらった。

 ローディングノズルは、ボルト前方下部にあり、ちょうどマグウェルからも見えるパーツなのだが、この爪のようなパーツがマガジンからBB弾を引っ掛けるようにして給弾しているパーツだと思われる。

 

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画像左下の、ノズルの下の飛び出ている部分が問題のパーツである。もっとも、これらが一体となってピストンという1つの部品を構成しているのだが。

 その日はもはやゲームができないため、あきらめて午前中で帰ってしまったが、調べてみると、この症状はかなり頻繁に起こっているようで、Twitter上でも発生報告が多い。しかも新しいパーツに変えてもすぐに曲がってしまったりして、変えたからと言って改善されるわけではなく、根深い原因があるようである。

 しかも、例にもれずマルイ純正部品は供給が不安定であり、6月現在様々なネットショップを見回してもことごとく在庫切れである。唯一一店舗、5個在庫があるということでとりあえず5個すべて確保しておいた。マルイは常時部品を生産しているわけではない。ましてや現在新製品発表、発売の波が来ているため、補修部品の新規生産に手が回らないように思うし、これだけ壊れる部品ならば、すぐに在庫が切れてしまうだろう。また、仮にマルイから手に入れるにしても、時間も手間もかかるためやろうとは思わない。なのでこうした純正部品を取り扱っているネットショップは貴重なのだ。

 さて、とりあえず部品は調達した。しかし問題は、再発する可能性が高いという点である。もし新品に変えても、すぐに壊れてしまってはすぐに部品はなくなってしまうし、その都度治すのも大変だ。改善策について調べてみると、二つのポイントがあることが分かった。

 1つ目はマガジンのがたつきである。ガスブロ用STANAGマガジンは重い。このマガジンはマガジンキャッチでのみ固定されており、マガジンキャッチを軸として、前後にブレが生じてしまい、これにより、ローディングノズルがマガジンのBB弾の上をすべるように動き、曲がってしまうということであった。このため、先人たちの情報を調べてみると、マグウェル後端の溝の部分にプラ板を貼ることで、マガジンのブレを無くすというものである。これは二人ほどやっている人がおり、いずれもこれにより再発しなくなっているという報告であるため、期待度が高く、手間も少ないのでやっておくべき対策である。

 2つ目はローディングノズルにM2のタッピングビスをねじ込むというものである。樹脂でできたローディングノズルを、金属のネジで補強し、曲がりにくくするというなんとも力技な対策であるが、そもそもローディングノズルが曲がらなければいいわけでもならば強度的に強い物にしてしまえば解決なのである。

 ボルトからローディングノズルを外すには、ボルトシャフトを外さなければならない。しかし、このシャフトはボルトにねじ止めで固定されているのだが、ネジロックでガチガチにされているようである。そのため、生半可な力では外すことが困難であり、挙句破損したという事例もあるようなので、慎重な作業が求められる。一応ネジロックへの対策として、ヒートガンを買った。これもこれでテクニックがいるようだが、なんだかんだヒートガンはあると便利なのでこの機会にと買ってしまったわけだ。

 これらパーツは明日届くので、うまくいったらレポートしたい。ちゃんと写真も撮る予定だ。

 なんとしても直して来週サバゲーにリベンジしたい。