多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

Fender Playerシリーズを買う

 1ヶ月前、エレキギターを始めるべく、ハードオフを3店舗巡ってはじめてのエレキギターを買いました。YAMAHAのYGS112TというPACIFICAブランドになる前の初心者向けエレキギターで、アルダー材のボディの木目がシースルーで見えるハニーサンバーストカラーに一目惚れし、YAMAHAというブランドの信頼性に惹かれ、1万円という安価な個体を購入したのでした。

SSHのピックアップ配列で、ボディは安価なギターながらアルダー材。指板もローズウッドと、YAMAHAのこだわりの詰まったエレキギターでした。

エレキギターが意外にも面白く、このギターで1ヶ月間欠かすことなく毎日練習してきました。決してぼっちざろっくに影響されて始めたわけではなく、モチベーションを維持してこれたのは自分でも頑張っているなと思います。まあ、曲を弾けるレベルに達しているわけではないのですが。

デザインも気に入っており、初めてのギターということで愛着のあるギターでしたが、安い中古らしいトラブルを抱えていました。

それは、1弦と6弦の11フレットだけがどんなに強く押さえてもまともに音が鳴らないというものであった。ヴィィィン…という情けない音で、ミュートしてんのか?というくらいの音量。6弦の方はブゥゥゥン…という不快なビビリ音を発してしまいます。

また、ピックアップのノイズも大きく、所詮は安ギターなのだなと感じてしまいます。特に、11フレットで音がまともに鳴らないというのは致命的で、練習していてもちゃんと弾けているのかがわからなくなってしまったりするわけで、悪影響しかありませんし、かなり萎えてしまったのは事実でした。

ということで新しくエレキギターを買ってしまいました。SIGMA dp0 quattroを売って金を工面します(泣)。まああまり使ってなかったですし、最悪買い直せばいいですから…。

で、5~6万円程度でギターを探していたのですが、選択肢が想像以上にない。価格帯的にはYAMAHA PACIFICAがコスパがよく品質もそこそこで、第1候補としていたのですが、ぼっちざろっくのせいですべてのモデルが在庫切れとなっており、ハードオフで中古を見かけたと思ったら定価より高価という始末…。これは当分買えそうにないなということで諦め。残るはスクワイヤーやエピフォンといった廉価ブランドか、HISTORYといった楽器屋オリジナルブランド。でも廉価ブランドは嫌だし、楽器屋オリジナルブランドってどうなの?というのもあり候補に挙がらず…。島村楽器オリジナルのHISTORYとかは悪くはなさそうですが、ヘッドのHISTORYロゴに萎えそうで…。フジゲンのJST7という廉価帯の島村楽器専売モデルが5万円台で、良さげにも思いましたが、バスウッド材だしなぁと躊躇してしまいました。

いままでの経験上、中途半端に買って後々上位機種を買うくらいなら、初めから満足できるものを買っておいてしまえば今後無駄に金を使うこともなくなり、却って安上がりになるという発想から、どうせなら欲しいものを買おうという結論になりました。まあ金はないのですが。

ということで、本気出しちゃいました。

Fender player Stratocasterです。

シングルコイル3列というシンプルなストラトキャスターモデルで、カラーはサンバースト。個人的にはサンバーストはあまり好きではなかったのですが、新品で一番安かったからという消極的理由。でも愛機ならば関係ありません。

PlayerシリーズはFenderの中でも最安価なラインで、メキシコ工場で生産されるモデル。一応部材や機材はアメリカのコロナ工場と同じものを使っていて、メキシコ人が製造することでコストを下げるというモデル。作りは日本製やアメリカ製には劣るようですが、本家Fenderであることには変わりなく、近年はそこまで品質が悪いわけでもないらしいです。

さてさて外観。

アルダー材ボディの木目が見える3カラーサンバーストで、指板はパーフェロー。近年のFenderはローズウッドが規制を受けるため、その代わりにパーフェローという木材を使用しています。サウンド的にはクリアでキレのあるアタック感となり、色味はローズウッドと比べてもかなり明るい色味となりました。ローズウッドでは割りと黒々とした茶色でしたが、パーフェローはかなり明るい茶色です。Fender playerシリーズにはメイプル指板もあるため、パーフェローのローズウッドの代替材というイメージが嫌な人はメイプルを選んでもいいかもしれません。

まず、ボディの塗装の質感の良さに驚きました。艶感のあるクリアの塗装が、YAMAHAの安いギターとは格の違いを見せつけています。YAMAHAのYGS112Tも木目の見えるサンバーストカラーでしたが、クリアの光沢感は別格です。また、アルダー材は安価なバスウッドよりも木目がわかりやすいため、サンバーストカラーにはぴったりです。

ネック裏はサテン仕上げで滑りの良い質感。ヘッド部分は光沢のある仕上げとなっており、見た目の質感と演奏性の良さを兼ね備えています。ネックは薄く握りやすいですが、YAMAHAのギターを使っていたこともあり少し幅があるように感じます。ただ、これもなれてしまえば違和感なく使えるもので、不便に感じるほどではありません。YAMAHAのギターが幅が小さいんでしょうね。

ちょろっと弾いてみて感動したのが、弦のテンション軽くね?ということ。前のギターの弦は自分で変えていたので、巻数が多かったのか、フレットが摩耗していたのかはわかりませんが、Fender playerに比べると押弦するのにもっと力が必要でした。これがFenderだからなのか、新品だからなのかはわかりませんが、とにかくいい!

やっぱ新品のギターってのはいいですよ。中古だと前オーナーの癖が付いているし、初心者ならばこれがまともな状態なのかそうでないのかがわからない。初心者こそ新品を買うべきで、それがphotogenicだろうがSELDERだろうが、中古よりは断然いいとおもわされました。

しかし、やはりギターは難しい。けれど、練習を積み上げていくのは楽しいものですね。