多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

田舎で暮らしたい

 関東暮らしはやはり合わない。

 関東と言っても、普通に田舎の地方都市と言った雰囲気の地域に住んでいるが、やはり人が多い。土日はどこに行っても渋滞、混雑で、人の多さに嫌気が差すものである。田舎なら、70kmの道のりならば、下道でも1時間半もかからず行ける場合も多いのだが、関東だと2時間は余裕でかかる。大半はかったるい渋滞と、遅い進行速度でタイムロスとなっているのだ。この無駄な時間が、なんとなく関東で暮らすことで、時間的な余裕を失わせていることにつながっている気がする。

 田舎はゆったりとした時が流れると言われるが、自分にはそれが向いているようだ。まあ、それは、そこに遊ぶところが何もないということの裏返しになるのだが、しかし関東にあって田舎にないものはなんだ?おしゃれなファッションのセレクトショップか?ドンキホーテか?カラオケか?大型家電量販店か?実際のところ、今現在関東に住んでいるとしても、私はこれらを必要ともしていないし、ありがたく思ったこともないものだ。ま、どの程度の田舎を想定しているかによるだろうが、ギリギリ市としてやっているぐらいの自治体というか、町村はいまや少なくなっているが、最低限市であり、1級国道と、ロードサイドにチェーン店が立ち並ぶ、車社会な、典型的な地方都市がなんだかんだ住みやすいものだ。地元がそうだったから、それに慣れているものがあるかもしれないが、大学時代住んだ福島も似たようなもので、そこも自分に合った地域であると感じていたので、自分にとって住みやすい地域とはそういう地域なんだと感じている。

 都会で暮らすことの利便性など、今や薄れつつある。通販ならば、離島や超山奥の地域とかでなければ、ほとんど不便なくサービスを受けられるし、ネット回線があれば、映像配信サービスで映画やドラマも見放題だ。映画館では、最新の作品が見られるというメリットはあるものの、じゃあ年がら年中最新作を求めて映画館にいくだろうか?そう考えると、インターネットが普及した今、都会ぐらしにメリットは薄いように感じる。

 都会は公共交通機関が発達していると言うかもしれないが、それは東京都と神奈川県くらいではなかろうか。関東といえど、実は車がないとやっていけない地域も多いのではなかろうか。23区であれば確かに電車とバス、徒歩や自転車だけで生活はできるだろうが、その分住居環境は過酷だ。一体いくら払えば、快適な部屋を得られるのだろうか。住環境を求めるために高い家賃を払うのならば、安い家賃で快適な環境を得て、車を持ったほうが幸せに感じるのではなかろうか。

 できることなら田舎に暮らしたいし、就職先を決める際、地元で働くことができる内定先を蹴ったことも未だに引きずっているし、でももはやどうしようもないしで、悩みのタネとなっているのだが、まあそうはいっても仕方がないものだ。ずっとこのかったるい思いを引きずりながら、なんだかんだ人生を終えるんだろうなと感じている。でも、老後は田舎で暮らしたい...とは言わない。田舎で暮らすなら若いうちからすみたいものだ。少子高齢化に悩む田舎からすれば、年取ってから移住されてもメリットはないし、むしろ高齢者向けのサービスで自治体に負担をかけるだけだ。それならば、若いうちから移住して、その地域の力として暮らしていきたいものだ。まあ、それは幻想で、なんだかんだ都市部暮らしがいいという意見も、人生の先輩方からすればあるだろうし、ごもっともなのだが...。