多趣味人ブログ

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DxO PURE RAW2がすごい

 最近DxO PURE RAW2が話題になっています。

 撮影したRAWデータをノイズ除去、レンズ補正をして、DNGデータで出力してくれるというソフトウェアです。このノイズ除去がすごい評判がよくて話題なんですよね。

 というわけで早速体験版を使ってみました。

 テストで試した写真は、2020年1月に撮った松島基地での写真。この日は曇天で、高速で飛行するF-2を撮影するため、ISO1600まで上げており、機体にはノイズがのっているような感じ。

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 こちらがノイズ除去前。ISO1600程度なんで輪郭が潰れるほどのノイズではないのですが、機体全体にノイズが載っている状況。

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で、こちらがノイズ除去後。すごくないですか?ちょっとのっぺりしてしまっているようにもみえますが、かなり効果が有るように思えます。すこしぼやけているのは動体ブレです。

何がすごいって、ノイズ除去の効果の高さもさりながら、輪郭は失われずにはっきり残っていることなんですよね。Lightroomとかでノイズ除去をすると輪郭とかもぼやけていってしまうんですが、DxO PURE RAW2はそうではない。これはかなり使う価値のあるノイズ除去だと思います。

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 続いてこちらの写真。ノイズ除去前のもの。

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 こちらがノイズ除去後。微妙に鉄道の位置が違いますが、基本的に同じ設定で連射したのでノイズ感については比較できると思います。ISO400程度なんで大したことはありませんが、α7R4の高画素が故にノイズ感が目立ってしまっていました。で、ノイズ除去で、かなりノイズは消えています。しかし、厳密に言うと、シャープネスは若干失われています。しかし、他のソフトウェアと比べたらシャープさは残っています。山の葉のところはちょっとのっぺりしてますね。まあここらへんはノイズとの見分けがつかない部分ですから、致し方ないと思います。まあFlickrの拡大表示じゃわからないですね。

ノイズ除去クオリティとして、HQ,PRIME,deepPRIMEの3つがあり、上の写真はdeepPRIMEで処理したもの。HQで試したのですが、まだまだノイズが残っていました。deepPRIMEでやると一枚あたり処理時間が30秒かかるので、処理にはかなり時間がかかります。しかもDNGでのRAWで出力なので、一枚で200MBとかデータサイズがあるというのも扱いにくくはあります。

でも、それを差し置いてもかなりパワーのあるノイズ除去ソフトウェアだと思います。製品版は13,900円なので結構高いのですが、とりあえず体験版で頑張って、いつか買ってみようと想います。

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これとか機体のブルーインパルスエンブレムがぼやけることなくノイズ除去してくれるんだからすごい。

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