多趣味人ブログ

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【ZC33S】アールズ シフトマウントカラーを取り付けた感想。

 総じて評価の高いZC33Sスイフトスポーツであるが、細かい点で見れば不満を挙げられている箇所も多々ある。その代表的なものがLSDが欲しいというものであるが、サーキットも走らないし、街乗り99%の自分には関係のない話である。また、MTのシフトフィールも不満点として挙げられていることが多い。私の前車であるGG2インプレッサスポーツワゴンのMTに比べれば、ZC33S純正のシフトフィーリングは十分いいのだが、世の中わがままなもので、ZC33Sのシフトフィーリングをもってしても不満に感じられてしまうのである。尤も、GG2インプレッサスポーツワゴンのシフトフィーリングは縦置きミッションでワイヤー式ではなく、ロットでミッションとシフトがつながっている方式で、FRのそれと近い方式でありながら、グニュグニュのシフトフィーリングであり、安っぽさの塊といったシフトフィーリングであったため、ZC33Sのシフトフィーリングが多少悪かろうとも、全然気にするところではないのだが。そうはいってもそういわれると気になってしまうし、MT愛好家としてはシフトフィーリングの改善を図りたくなるのは必然。そこで、今回、アールズのシフトマウントカラーを購入し取り付けを行った。

 ZC33S純正のシフトマウントは、ゴムブッシュを車体とシフトマウントの間に挟む形で固定されており、フローティング構造となっている。おそらく、ノイズの低減や耐久性といったものを確保するためにこうした構造になっているのだと思うのだが、これがシフトフィーリングを悪化させている原因の一つらしい。アールズのシフトマウントカラーは、このゴムブッシュをジュラルミン製のカラーに置き換えることで、シフトマウントのブレを無くし、よりダイレクト感のあるシフトフィーリングにするというものだ。このほかに、シフトミッションマウントカラーという、エンジンルーム側を交換するものもあり、本来ここも変えるべきであるが、結構取り付けは面倒なようで、今回は取り付けは見送った。

 今回このシフトマウントカラー取り付けに際し、変えるべきなのか迷いがなかったわけではない。先述したように、純正でゴムブッシュが採用されているのは何らかの意図があると考えるべきである。ZC33Sのシフトマウントは白い樹脂でできている。ミッションはエンジンの動力に繋がっている重要な部品であり、常に振動やショックを受ける場所でもある。このシフトマウントを車体とジュラルミンでダイレクトに固定することで後々シフトマウントの樹脂にダメージを蓄積させ、亀裂等のトラブルにつながるのではないかということが懸念された。また、TM-SQUAREというメーカーから出ているシフトマウントカラーでは、強化ミッションマウントとの併用が推奨されており、冷間時ではシフトが入りにくいということが起こりえるとHPで記載されている。ミッションマウント側が純正のゴムで、シフトマウントが金属製だと、振動で揺れるミッション本体と固定されたシフトマウントの間でかみ合わないという症状が起こりえるのだろう。こうした点から、長くZC33Sを乗っていく上では純正ゴムブッシュがいいのではないかと考えた次第である。

 しかし、そうはいってもシフトフィーリングの改善と言われると興味が湧くもの。ネット上でもシフトマウントが破損したとかの報告はないため、意を決して購入に至った。

 アールズのシフトマウントカラーはスーパーオートバックスで取り扱っている。川崎のスーパーオートバックスまで足を運び、購入してきた。これまでに、柏や千葉のスーパーオートバックスに行ってシフトマウントカラーを買いに行ったが売っていなかったという経験を経ての購入であるため、ようやく買えたという感情が大きい。

 

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アールズの商品ページより引用

四つはいって税込み3850円であった。車種専用のカスタムパーツとしては安い物である。尤も、ジュラルミン製の輪っか4つと考えると高くも感じるが。本体はレッドアルマイト処理で、かっこいい感じになっています。尤も、取り付けてしまうとわからないですが。

 取り付けに関しては、説明書を見ればだいたいわかる...。のですが、センターコンソールを取り外す必要があるため、その取り外し作業が大変でありました。

minkara.carview.co.jp

参考にしたみんカラの記事のURLを貼っておきます。これを見ながらやればわかります。随所随所パワープレイが求められるため、パーツの爪を折ってしまわないかふあんでしたがうまくいきました。コツは覚悟を決めて勢いでやることです。

ドリンクホルダーの取り外しが求められるのですが、結構力が要ります。私は、ドリンクホルダーの裏に手を入れ、下からドリンクホルダーを押し上げつつ、上からドリンクホルダーを引っ張ることで外しました。また、いざセンターコンソールを外すぞって段階になって、サイドブレーキのレバーにセンターコンソールが引っかかって抜けません。アールズの説明書には記載されていませんでしたが、先ほどのみんカラの記事にあるように、サイドブレーキ前方小物置きのカバーを引っ張って外す必要があるためご注意を。

 センターコンソールが外れたら、シフトマウントカラーの取り付けになります。シフトマウントからゴムブッシュを取り外し、シフトマウントカラーに置き換えます。この時、ミッションのワイヤーを外すと説明書にありますが、水色の樹脂パーツがワイヤーにつながっているので、これを前方に押しながら上に持ち上げるとワイヤー及びシフトマウントがずらせるので、わざわざ外す必要はありません。

 シフトマウントカラーのナットは12㎜の六角になります。私はここまできて12㎜のレンチがなく、詰んだので、歩いて近所のハードオフに行き、適当な12㎜のレンチを買って取り付けを進めました。今後取り付けをする人は12㎜のレンチを買いましょう。必要な工具は、プラスドライバーと内張りはがしと12㎜のレンチで十分です。というより車弄るなら10mmと12mmの六角のスパナあるいはラチェットのソケットは持っておきましょう。ただ、この12mmのネジは奥まったところにある上、けっこう硬いので、ラチェットレンチにエクステンションが必要です。私はなかったので、ハードオフでかった六角ドライバーを使いました。

 相変わらず作業中の写真は撮らない主義なので(そんな余裕がない)、作業中の写真はないのですが、1時間ほどで作業は終わりました。3850円という比較的安価な値段のパーツながら結構作業は面倒でした。柏のスーパーオートバックスでは工賃5500円とのことでしたので、本体より高い工賃となっていますが、そのくらいする作業だと思います。タイヤ脱着で3300円~5500円くらいで、作業時間1時間弱なので、まあそのくらいですよね。

 取り付けの感想としては、当初はよくわからんなぁといった感じでしたが、シフトチェンジの際にシンクロナイザーの働きがわかりやすいと思います。シフトチェンジする際にシフトゲートにシフトを押し当てると、スコンとそのギアに入るような感覚があると思います。ミッションの各ギアにはシンクロナイザーコーンという、回転数を摩擦を持って合わせる部品がついているのですが、この働きを無視して無理やりギアを入れるとシンクロに負担がかかるようです。そのため、このスコンとはいる感覚に従ってギアを入れることがシンクロナイザーを傷めないためには大事なことです。今回シフトマウントカラーを入れたことで、シフトのブレがなくなり、シンクロナイザーの働きが明確になったのが大きいですね。

 あとは...、まあそんなに大きくは変わりませんね。シフトミッションマウントカラーも変えなければならないですね。また半分ですから。100%ではないわけです。ま、今の状態でも十分満足なので、このままでいいかと思います。

 ZC33Sもいい感じに快適仕様になってきました。今後もすこしずつ弄っていきたいと思います。