多趣味人ブログ

カメラ、車、サバゲーなど、多趣味な管理人によるブログです。

ZC33Sスイフトスポーツの感想

CBA-ZC33S。いわゆる1型スイフトスポーツ。

2型では4BA-ZC33Sとなっている。

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 ZC33Sが納車されておよそ1週間が経とうとしている。印象としてはとにかく乗りやすい。トルクもあり、それも低速重視で5,6速で巡行中に多少の上り坂であってもグイグイ加速できる余裕。前車インプレッサスポーツワゴンの1.5L NA車では国道のバイパス等で上り坂では、5速では減速してしまい、4速へのシフトダウンが必要であった。ZC33Sのトルクの余裕はBM系アクセラの2.2XDのトルクに通ずるものがある。こうした加速の余裕が生まれたことで、長距離走行でも疲れずに済む。前車は常にアクセルを大きく踏み込む必要があり、また、上り坂に差し掛かるとシフトダウンをする必要があり、常に忙しい車であった。パワーがありすぎて忙しいのではなく、パワーがなさすぎてまともに流れに乗るだけで精一杯といった車であったため、長距離走行後は結構疲れてしまうことが多々あった。しかし、ZC33Sのようにトルクもパワーもある車だと、シフトチェンジの頻度も少なく、アクセルを踏み込む量も少なく済むため圧倒的に走行が楽である。高級セダン等が意外とスポーツカー並みの馬力があるのはこうした余裕を持たせ、疲れにくいような設計なんだろうなと感じている。

 マニュアルの操作感は非常に楽である。クラッチも軽いし、シフトも程よい節度感がある。1,2速は少し入れにくく感じるが、社外のシフトマウントカラーなどを導入すれば多少変化があるかもしれない。クラッチ操作はなんら苦はない。前車もMTだったのでMT車自体の運転にはある程度慣れていたが、それでも違う車となれば最初は戸惑うものである。しかしZC33Sでは全く違和感がない。初心者でも、アクセルを軽くふかしてゆっくりクラッチをつなぐという、マニュアルの運転の基本をある程度抑えてあればすぐになれるだろう。ただ、半クラ時のアクセル開度の調整には練習がいるだろう。

 乗り心地はインプレッサスポーツワゴンと比べるとショックは硬めで、突き上げ感はある。ZC33Sは純正モンロー製サスペンションがついているが、これが割としっかりしていて、素人感覚ではロール量も多くなく、ハンドリングも心地いいため、単純に走行性能だけ見れば純正ショックで十分である。ただ、やはり車高は高いため、将来的に見た目をよくしたいのであれば車高調は入れたいところだ。特に、社外ホイールを入れるとなると、車高の高さが際立ち、せっかくのいいホイールであっても、全体的にみると締まりのない構成となってしまう恐れがある。ただ、車高調をいれると当然ながら車高は下がるため、職場の駐車場にそれなりの段差があるためそこで擦る可能性が高いし、普通に街中でもリップやバンパーを擦り、フロントの下面に傷がつくことは避けられないだろう。また、将来雪国に住むことになった場合には雪道の走行には対応しずらくなる。除雪車が年中出動するような雪国では、道路に雪によって轍ができ、そこで引っかかって車がカメになるのだ。幹線道路では除雪されるため大丈夫だろうが、住宅街はまとまった雪が降った当日は除雪がされないため、そこで亀になる可能性がある。小学生のころ、アテンザで母親が仕事帰りに家の前の交差点で雪の轍にはまり脱出不能になったことがあったが、近所の人総出で雪かきに駆り出され、1時間以上かけてようやく脱出できたということがあった。このアテンザは初代アテンザスポーツワゴンであったが、車高は当然純正であり、FF車であった。乗用車としては低めの車高ではあるが、純正車高でこうなるのだから、車高調で車高を下げようものならどうなることか、すぐにわかるだろう。こうなると大きな迷惑をかけることになるし、雪国ではただでさえFF車は肩身が狭いのに、それで車高を下げてましたなんて言った日には顰蹙を買うであろう。そのため車高調を実際に導入するかは怪しいところだ。走行性能はよくなるかもしれないが乗り心地も硬くなるし、値段も安い物ではない。要検討である。

 装備に関しては、素のスイフトとも共有されているものも多いため、スポーツだからといって割り切られているわけではなく、十分最近の車として一般的な装備品が装着されている。自車は8インチナビ、360度モニター、セーフティパッケージ付という全部乗せモデルであるが、360度モニターは便利である。スイフトスポーツはCピラーが太く、正直後ろを直接見ながらのバック駐車はうまくいかない。Cピラーによって、バック駐車するさいの目標となる目印が見にくいのだ。360度モニターでは上空から俯瞰で見たような映像がナビで見れるため、駐車もやりやすいし、死角も減る。カメラ自体の画質はあまりいいわけではないので、夜間や雨天時は細部までははっきりとは見れないが、それでもないよりはマシだ。

 セーフティパッケージは、レーザーブレーキサポートやレーンはみ出しお知らせ機能が装備される。レーザーブレーキサポートに関しては、未だ発動条件がわかってはいないものの、あればあったで安心である。しかし、赤信号で減速中などの低速走行中に前方の車間距離に割り込まれるとブレーキサポートが作動するなど、実際には十分止まれる速度であっても過剰にブレーキは作動するようだ。

 車線はみ出し防止機能は、一定の速度以上で作動するようだが、ウインカーなしで車線をはみ出すとアラームを鳴らすというものだ。今のところやかましいと感じることが多く、コーナーなどでちょっとラインを割ってしまってもなるため煩わしく感じてしまう。しかし、居眠り運転などでふらつき運転をしてしまうことも起こりえるし、実際過去居眠りしかけてトンネル内で対向車線にはみ出して、トラックが対向車線から迫る中でぎりぎり目覚めたという事故寸前の経験もあるため、オフにはできないし、アラームも割と大きな音量でなるため、すぐに目が覚めるだろう。

 あと、アダプティブレーザークルーズコントロールもある。115km/hまで速度設定可能、レーザーによって前方車両に車間距離を維持しつつ自動的に加速減速をしてくれるというもの。MTなので街中では役に立たないが、高速では便利で、スイスポはトルクがあるので、6速、5速でも余裕で加速できる。納車日の帰り高速を走った際使用したが便利であった。気楽に運転するにはいい。まあ、その日はできる限り自分の足で運転したかったので解除しましたが、今後使っていきたい機能です。首都高みたいに入り組んだ高速では不便かもしれませんが、地方の高速では楽でしょうね。

 あとはキーレスが地味にうれしい。鞄やポケットから鍵を出す必要が一切ない。ドアロックもドアのノブのボタンで開けられるし、エンジンスタートも当然ながらプッシュスタートだ。前車はシリンダーキーであったため、鍵を取り出してキーシリンダーに差し込んで鍵を回してエンジンをかけていたが、キーレスに慣れると圧倒的に便利に感じるし、ものすごくイマドキ感があって、ようやく時代に追いついた感じがする。 

 ヘッドライトはウインカー以外LEDとなっている。ポジションランプのデザインもいい。

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しかしそれ以上に純正LEDヘッドライトは明るいのである。前車は純正ハロゲン球のプロジェクターランプに社外のLEDバルブを入れていて、こんなもんだろうと考えていたが、ZC33SのLEDを見ると、前車のLEDは暗かったんだなと感じざるを得ない。ZC33Sでは足元まで広範囲に明るく、光量自体も十分あると思う。前車はそもそも暗い上、足元手前は照らし切れておらず、それがより暗く感じさせていたように思う。一方でウインカーやフォグは普通のハロゲン球なので、フォグランプくらいはLEDに変えてもいいかもしれない。今時ヘッドライトやフォグランプ用のLEDバルブも大手メーカー物でも1万円を切っている。昔は2万円程度が当たり前で、1万円なんて大手に比べるとどうなの?と感じざるを得なかったが、今やそれが当たり前となっている。ましてやフォグならそんなに性能も求めないし、なんでもいい。黄色か白かで迷うが、黄色ならハロゲン球の2500K程度の方が濃い黄色で好きである。LEDの黄色はレモンイエローというか、薄い黄色になってしまうのだ。これがあまり好きではない。LEDにするなら白にしてしまおうかとも思うが、フォグランプの本来の働きを考えると黄色がいい。ここはいっそカラーチェンジバルブでも入れるか。

 車内のユーティリティに関しては、トヨタ車やホンダ車のように小物入れや収納スペースが充実しているわけではないし、センターコンソールボックスすらない。収納スペースに関してはやや物足りないと感じる。一応インパネ下のシフトノブの前方やサイドブレーキ前方に小物置きスペースはあるものの、ふたがあるわけではないので、本当に一時的に物を置くだけのスペースだ。しかし、ドアパネルにドリンクホルダーが付いたのはありがたい。飲み物の置き場に困ることはないだろう。

 1週間たっても飽きることはない。とても満足度が大きい。安い買い物ではないし、当初はZC32SかDJデミオにしようかとも思っていたが、妥協せずに粘って値段も程度も販売店も色も装備も満足のいくZC33Sを見つけることができてよかった。修復なしでかなり安い方だし、トヨタの認定中古車だったので安心感は格別だ。価格的には修復あり車が多いため、妥協してそういった車を、しかもそこらの中古車販売店で買うという決断を下さずによかったと思う。

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