多趣味人ブログ

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エンジンオイル交換をお店にやってもらうか、DIYでやるか

車のエンジンオイル交換を、皆さんはどうしているだろうか。

自分は大体大手カー用品店に依頼しているが、車好きの中にはDIYでやっているひともいるだろう。

カー用品店で買うよりアマゾンとかでオイルを買う方が安価で済むし、工賃もかからないため、節約できるほか、自分で車を弄ることが好きな人にとってはなんでもやりたいんだろう。

しかし、果たしてオイル交換のDIYが経済的といえるのだろうか。私は少し疑問に感じる。

オートバックスの例を見ていこう。

カストロールの全合成油オイル、EDGE 5W-30の4Lで、オートバックスだとだいたい6000円ほど。これに、オイルのみの交換工賃が550円。オイルフィルターは1個1000円弱(車種による)、これも交換工賃550円で、合わせて1100円である。また、メンテナンス会員という有料会員サービスもあり、入会費1100円で1年間有効、更新550円で、1年間オイル交換やオイルフィルター交換、バッテリー交換などの工賃が無料になるというものだ。オイルフィルター込みの交換工賃と同じなので入っておいた方がお得だ。

オイルフィルター併せて、およそ8000円程度になる。もちろんオイルのグレードを下げれば安くはなる。

次にDIYでネットで調達したときの費用だ。

カストロール EDGE 5W-30 4Lで3070円、オイルフィルターがモノタロウで400円~1000円程度。交換工賃はかからない。費用だけで見れば4000円程度と、半額で済む。

しかし、DIYでオイル交換をすると発生するのが、廃オイルの処分である。サラダ油なら新聞紙に吸わせて袋に入れて捨てることもあるだろうが、エンジンオイルともなると4L程度排出するので、サラダ油と同様に捨てるのは難しい。

一般的なのはポイパックと呼ばれる、廃オイル処分用の、段ボールの中に油を吸い取る綿や布などが詰められたものに入れて処分する方法だ。1箱300円程度なのでそこまで高いものでもない。基本的にこれを燃やせるゴミとして処分することになるのだが、自治体によっては産廃扱いになり処分できない可能性もあるため、そうなると厄介だ。

また、オイル交換作業についてもすべて自己責任となってしまう。ドレンボルトの締め付け不足でオイル漏れが起こるかもしれないし、粘度を間違えてオイルを買ってしまうかもしれない、買ったオイルが足りないかもしれない、オイルのドレンボルトのはずがATFのドレンボルトを抜いてしまって走行不能になったり、なんだかんだトラブルはつきものだ。また、下抜きとなると車の下にもぐらなきゃだし、そうなるとジャッキアップやスロープに乗せる必要がある。上抜きでも、専用のツールを買わねばならない。

店でやってもらうと、処分費用はかからないし、たとえ異なるオイルを入れてしまっても、店の責任にできる。これに伴う損害も問える可能性もあるのだ(店の対応や状況によるし、確実なことは言えない)。また、自分自身が車の下にもぐってケガをするリスクもないし、なにより時間もとらない。「お店だとトラブルが心配...。」と思うかもしれないが、自分でやっても同じだし、不慣れな人間がDIYでやった方が遥かにリスキーだ。また、仮にトラブルがあってもその後自己責任となるのか、店に責任を問えるかで大きく負担は変わってくる。

こう考えると店でオイル交換をしてもらうのも決して割高じゃないように思える。また、先述のメンテナンス会員的なサービスを今時どこの店舗もやっていると思うので、それに加入すればさらに安上がりになる。作業時間も、予約すれば混んでいてもそこまで待たされることもないし、正直今時のサービスを鑑みれば、店舗によるオイル交換のデメリットはなくなってきていると思う。

なので私はたとえ費用面では高くとも、お店にオイル交換を頼むようにしている。安心や手間を買うと考えると決して割高ではないと思うからだ。